最前列に映っているのは私です⚡️

関西在住のyukaさんは、k8さんのTYMS 友!5月にブレチャのライブで新潟に来るのを楽しみにしています。1990年にボウイが行ったライブツアー「Sound + Vision Tour」(東京ドーム)がNHK-BSでオンエアされた際に、最前列に自分が映り込んでいるのを見つけて、とても驚きました。


中学生の頃、自宅にあった映画雑誌をパラパラと見ていると、そこに「カレ」がいました。

赤みがかった金髪がストレートでセンターパーツ、陶磁器のような白い肌、形の良い眉毛にきれいな稜線を描く鼻、薄いくちびる。そして、何かを求めているような、懐かしんでいるような、遠くを見る眼差し。

The Man Who Fell to Earth
  The Man Who Fell to Earth

「今まで見たことのないヒト。そもそも人なのか?」
「どこを見ているんだろう?」
「何を見ているんだろう?」
と、しばらく目が離せませんでした。

これが 「地球に落ちて来た男」 という映画とわたしの出会いであり、その美しい人が、母がよく聴いていたFMラジオから流れてくるデヴィッド・ボウイ。「ボウイ?変わった音の響きだな、でも、カッコいい名前だな」と思っていたミュージシャン。10代の私の、感性と言う未熟な地球にストンとカレが落ちてきた瞬間であったことを今でも記憶しています。

以来、40年間、この美しい人は、音楽はもちろん宇宙やアート、映画、ファッション、美しいもの醜いもの、新しいもの古いもの、大切なものは何か?、希望や絶望や良い意味での裏切りなど、たくさんの種をわたしの地球に蒔いてくれました。月並みだけれど、今のわたしを育んでくれたのは両親とD・ボウイであると言っても過言ではありません。


そして、遠い存在だったD・ボウイを初めて実際に目にすることができたのが、 「レッツ・ダンス」 を引っさげての’82年 「シリアス・ムーンライト・ツアー」 です。 「レッツ・ダンス」 のキャッチコピーは確か「時代がボウイに追いついた」 そんなボウイのファンであることをとても誇らしく思いました。

そのライブは、圧倒的なボウイの存在感をさらに輝かせる美しい照明、美しい動き。「ロックショウ」という言葉はこれなのか?ライブ後の興奮が1週間も続いたのは後にも先にもこの時が最初で最後だったと思います。

その中でも、 「チャイナ・ガール」 で、女性と抱きあっているかのようにオーディエンスに背中を向け 自分自身に両腕を絡ませ身体をくねらせていたボウイのアクションは35年経った今でもなぜだか鮮明に覚えています。

幸いなことに、以来、来日公演には欠かさずに行くことができました。

特筆すべきは’90年の東京ドーム公演。最前列で、NHKBSでもOAされているのでしっかり映り込んでいます。一生の宝物と、録画したVHSを紛失してしまったのが残念…

     ’90年の東京ドーム公演パンフレット

’04年の「リアリティ・ツアー」を最後に、カレはわたしたちの前からすっと姿を消しましたが、約10年後に、隕石の落下のように、また私たちの前に現れました。なんてカッコいい現れ方だろう。

さすがに21世紀にもなると時代の先頭自体がわからなくなってきてはいたけれど、ずっと時代の先頭を突っ走り、世間やファンを驚かせ続けてきたカレは、60歳を過ぎてもなおかつ、次は何をしてくれるんだろう?と思わせてくれて、ボウイのファンで良かったと再認識したものです。

そして、次のワクワクである「★」をリリース後すぐ、ずっと前からその日に決めていたかのように、永遠に私たちの前からいなくなってしまいました。これが最後の世間をあっと言わせたできごとです。

star man は、本当に星に帰ってしまいました。
あの時に見ていたところへ行ったんだね。

I’m happy, hope you’re happy too


@yuka
    @yuka

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