見どころ紹介⚡️特別ロビー展示「DAVID BOWIE is Here」
『地球に落ちて来た男』 上映時、シネ・ウインド齋藤代表に “出火吐暴威” の筆文字を直接オファーした@k8さん。一周忌追悼ロビー展示「DAVID BOWIE will ~あなたのことを永遠に忘れない~”」 では、ボウイ愛に溢れる演出が話題となりました。次回ロビー展示「DAVID BOWIE is Here」準備中の彼女が見どころや制作秘話、作品に込めた思いなどを語ります。
「地球儀を回して世界100周旅行」くらい、周回遅れのボウイ好き(ファンと名乗るにはあまりにも未熟で)なので、コアなファンの皆さんと肩を並べるのは気がひける思いですが、上映実行委員会の一員として寄稿いたします。 今回のロビー展示のテーマは 「多様性」です。 『デヴィッド・ボウイ・イズ』 上映記念のロビー展示ということで、ミュージシャンとしてのボウイだけではない、いろいろな観点から彼の魅力が伝わるように展示物を選んでいます(進行中)。大回顧展のショップで仕入れた会場限定グッズも(ほんの一部ですが)展示しますよ♪。
まずはシネ・ウインドのエントランス。本作のポスターが(配給元に在庫がなく)1枚しか届かなかったので、アラジン・セインのポスターを加工してそれ風に、伊勢丹側・ビルボードプレイス側、どちらからもボウイが目に止まるようにしました。ポスター脇は、シネ・ウインド齋藤代表に”出火吐暴威” の筆文字を再度リクエスト。前回と異なる書体で書いてくださったので、微妙なアシンメトリー効果が出たと思います。両開きのガラスドアにはフライヤーを市松模様に並べ、館内の明るさを保ちつつループ感を出しました。
ロビー展示の見どころはずばり 「ボウイが愛した100冊」のリストを元にした 『ボウイ★本と映画』と名付けたコーナーです。坂井輪図書館館長のご協力を賜り、ボウイに関連する雑誌や書籍をチョイスしてもらいました。中でも「おーっ!」と感嘆した1冊は『デヴィッド・ボウイ詩集 スピード・オブ・ライフ』シンコーミュージック出版(現在絶版)です。訳詞&英詩、注釈付きでバイブル&家宝になりうる本です。これを読んだ皆さん、ぜひ、復刊ドットコムにリクエストしましょう!
私のほうでは『ボウイが愛した100冊』のリストから映画化された本を中心に選んでみました。 『ロリータ』 『時計じかけのオレンジ』 『1984年』 『オン・ザ・ロード(路上)』『午後の曳航』 『冷血』『グレート・ギャツビー』『荊の城(映画邦題は「お嬢さん」)』 、、、ボウイの選択眼の凄さ!唸ります。皆さんは、どんな映画が浮かびますか?

制作面では、ポストカードと貼れパネを初めて利用しました。これまでは単にポスターをパネルに入れたり、カラーコピーした写真を大きな模造紙に貼って展示していたのですが、ポストカードというミニマルなサイズ感で、いろんなボウイをばーっと並べるのもインスタグラム時代に合っているかなと。また、ショップの知り合いに教えてもらった貼れパネを試しに1枚買ってみたら、カラーコピー写真でも2ランクアップすることがわかりました。鋤田正義さんが撮影した写真などは絶対これですね!
アスクルでA3 5枚セットを注文、入荷待ちです
回顧展ショップで購入したポストカードセット
[4/2追記] 「私の愛したデヴィッド・ボウイ」を寄稿していただいたAkemiさん のご協力で貴重なアイテムを2点、追加展示しました。

東京・原宿のVACANTにて開催されたミック・ロックによるデヴィッド・ボウイ写真展『DAVID BOWIE by MICK ROCK』。観たことがない写真が思った以上にたくさん展示されており、有名な作品の別バージョンやオフショットなど興味津々の内容でした。スクリーンにはミック・ロックがボウイを撮影する映像が流れていて、こんなに寄って接写するんだなあ、と歴史の舞台裏を覗いたような気になりました。クオリティの高いフライヤーは凄い人気で、展示会場もタワレコでも品切れでしたが、何と! Akemiさんが「良かったらシネ・ウインドの展示に」とおすそ分けしてくれました、感謝!!
②デヴィッド・ボウイの記念切手全10枚⚡️
ロイヤルメールのウェブサイトや英国内の郵便局で3月14日から販売。「半世紀にわたって、デヴィッド・ボウイは現代文化の旗手であり、ミュージシャン、アーティスト、デザイナー、そしてライターに影響を与えました。切手発行は、彼の独特なスタイルと個性を記念しています」(1月25日、プレスリリースより)
私とボウイの出会いは、すこし変わっていると思いますが、大島弓子の漫画です。
キャラクターのモデルがデヴィッド・ボウイというロックスターだと知り、「外国には人外の美しさを持つスーパースターがいるんだ!」と夢見心地に。*大島弓子は、デヴィッド・ボウイの熱烈なファンらしいです。
リアルなボウイの容姿を知らないまま時は過ぎ、ボウイが私の前に降り立ったのは『Let’s Dance』(1983年)でした。異界のプリンスがボクサーになっていると驚き、分かりやすいキャッチーでPOPな楽曲が好きになりました。
同年、『戦場のメリークリスマス』『ハンガー』etc…と立て続けに出演&吹き替え(『スノーマン』)をしたボウイ。1983年は私にとってのボウイ・イヤーです。この年は宝島社主催『ロンドンツアー』に参加、現地で『戦場のメリークリスマス』と『キャット・ピープル』を観ました。(ボウイは 『キャット・ピープル』 の主題歌を歌っています。)
そして、グラム時代、ベルリン時代etc様々なボウイに出会い驚かされてきました。
これほど大勢の人に影響を与えたロックスターはボウイだけなのでは?
そして、様々な人や文化、音楽から影響を受けたのもボウイなのでは?
ボウイの多様性こそが、彼の創造の源なのでは?
そんな風に感じます。今回のロビー展示「DAVID BOWIE is Here」でそんな想いが少しでも皆さんに伝わればと思っています。
4/1(土)にはほとんどの展示が出来るように準備を進めています。万代付近にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
あなたにとってデヴィット・ボウイとは?
★DAVID BOWIE is
美しくてゴージャス!そして知の巨人。変化し続ける異星からの旅人。
★一番好きなデヴィッド・ボウイのアルバム・楽曲
HEROES*
★Message
ファッション&曲&詩、あなたの愛した本etc…あなたの全てが、私の世界を広げ続けています。これからも永遠に。
*HEROSは色々な映画で使われていますが、その中でも特にシーンと曲がぴったりと重なっていると思うのは『ウォール・フラワー』2012年:出演:エズラ・ミラー、エマ・ワトソン、ローガン・ラーマンです。主役の3人がオープンカーで夜の街を駆け抜けるシーンで流れる『HEROES』何度観ても涙が流れます。
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